さて、今回は私たちの仕事でも欠かせない安全教育の一つであるKYトレーニングについてお話しします。
工場だけでなく、物流・製造・建設現場など様々な作業で、「どうすれば事故を未然に防げるのか」「安全意識を高めるには何が必要か」などが現在非常に重要とされています。
今回の記事では、KYトレーニングって初めて聞いた方でも分かりやすい内容でお送りします!
KYトレーニングとは何か
危険予知の基本概念
KYトレーニングは、K(危険)とY(予知)を組み合わせた言葉(決して【空気が読めない】という意味ではありません。少し世代が古いかも・・・】で、作業を始める前に潜在的な危険を予測し、対策を立てる取り組みを指します。
例えば、製造ラインで重量物を運搬する際、通路の障害物や足元の滑りやすさを事前に確認することは、典型的なKY活動です。この基本概念は単なるマニュアル遵守ではなく、現場の全員が自ら考えて危険を予測する「自発的安全意識」を育てることにあります。
職場での必要性と効果
KYトレーニングを導入することで、事故件数の削減や生産性の向上が期待できるとされています。ある研究成果では、製造ラインで毎月行っていたKY活動の結果、半年でヒヤリハット件数が約40%減少した報告があります。(ヒヤリハットとは?また次回で取り上げましょう!)
KYトレーニングは安全だけでなく、現場の効率化や人材育成にも効果的であると言われています。
実際にはどう行うのか?
実践的な手順の流れ
KYトレーニングは、主に「現状把握」「危険要因の洗い出し」「対策の検討」「共有」の4ステップで進めます。まず、作業内容や現場状況を全員で確認します。次に、起こりうる危険を具体的に挙げ、優先度の高いものから対策案を考えます。最後に、全員で共有し、全員が同じ理解を持った状態で作業に入ります。
チェックリストの活用法
KYトレーニングを効率的に行うためには、チェックリストの活用が有効です。項目には「作業環境」「使用工具」「人員配置」など、現場特有の注意点を盛り込めば、よりその現場にあった内容になるかもしれません。
定着のために
一時的なイベントにせず、日常業務の一部に組み込むようにしています。朝礼時に少しでも時間をとることで効果が出ると考えています。
よく、「安全は、一日にしてならず」と言われますが、当社では少しでも実直に、毎日コツコツやることを心掛けています。
さていかがだったでしょうか?今回はここまでとさせていただきます!また次回の配信でよろしくお願いします!